愛の印結婚指輪について

プロポーズの時に男性が女性に結婚指輪を渡すと勘違いしている人も多いと思います。実は、プロポーズの時に渡す指輪は婚約指輪(エンゲージリング)といいます。現在では30万円前後のものを選ぶ方が多いですが、よく給料の3ヶ月分という話を聞いたことがあると思います。これは、1970年代に世界最大のダイヤモンド原石を扱っているデ・ビアス社が出した広告のキャッチコピーです。

同時期にヨーロッパでは2ヶ月分、アメリカでは1ヶ月分と言われて、当時婚約指輪に使われる貴金属はドルで取引されていたため、その時代の為替でアメリカの1ヶ月分が日本の3ヶ月分だったので、給料3ヶ月分が言われるようになったと言われています。次に結婚指輪(マリッジリング)とは、結婚式で新郎新婦がお互いに交換して薬指にはめるお揃いの指輪のことをいいます。最近では、女性は誕生石を埋め込んだり、男性はマットな磨き仕上げを施したりし、少し形式が変わってきています。ここで、なぜ左手の薬指にはめるのかという疑問があります。

その理由は、古代ギリシャ・ローマ時代では、薬指は心臓と一本の血管で繋がっているものと考えられていたからです。さらに、右手より心臓に近い左手の薬指は特別な命を象徴する指とされていたので、「命を持って永遠の愛を誓う」という意味を込めて左手の薬指にはめることなったと言われています。このようなロマンチックな言い伝えのある結婚指輪は、生涯のパートナーとの愛の印であり、妥協したくない大切なものと言えるでしょう。

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